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旧八里郵便局

大正~昭和初期と思われる近代建築で、建物前には二宮金次郎像がある。正面玄関の換気口が〒マークになっており細部に凝った造りとなっている。

文字を右から左に読む時代。八里(やさと)と読む。※文字を左から右に記すよう統一されたのは戦後らしい

金次郎はロケットパンチを放っていた。

晩秋の侯。万緑の季節も見てみたい。

小さな集落なので、そんなに忙しくはなかっただろうが、当時の職員達の掛け声が聞こえてきそうだ。

部屋の一角では植物が自生。

建物は屋根から痛む。

ほぼ毎日動いていた窓。もう人の力が加わることはない。

すっかり色褪せたカーテン。正面玄関の扉は二つ、入り口と出口だろうか。

当時は郵便物を持ったお客さんが、この場所で待っていたのかな。

この下げる感じのボタン。凄く昭和を感じる。テープも入ったまま。

オフィスの奥はトイレになっていた。

やがてこの郵便局も無に帰すことだろう。人為的か、自然の荒波が先か。

隣には新しい郵便局が建てられ、平成3年から機能は完全に移転したという。

平日は郵便局の許可をとって、見学する方もちらほら。カレンダーも嬉しそうだ。

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