渥美半島の先端に突如としてあらわれる戦争遺構。戦時中の日本陸軍の実射試験場として設置された。気象塔兼展望塔(奥)のほか、無線電信所(手前)が残る。
どぉ~ん!!
気象塔兼展望塔。高さが19m、1930年に建設された。大砲の弾道や風速、風向きなどの観測を行っていたという。
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時計回りに
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周囲を巡る
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1930年といえば、翌年に満州事変。そして日中戦争…太平洋戦争。日本の大変な時代を経験してきたのだ。
戦後の復興、高度経済成長、バブルを駆け抜け、そして令和に至る。それが、今でも残る奇跡。畏敬の念を感じずにはいられない。
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登ります
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登ります
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無線電信所が顔を覗かせる。こちらが気になるようだ。
階段を含め、全体的に老朽化が進む。もうすぐ御年100歳を迎えるのだ。
壁には古~い落書き。薄くなって消えかけている。
この塔は、地元では通称「六階建て」と呼ばれている。登るにつれ、胸が高鳴る。
高い…高い…屋上に行けそうだ!!
おおお~!!!
屋上には、大穴や柱の跡。これは昔、気象塔だった名残である。
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景色を
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見るぞー!!
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ほぁぁぁぁ~!!気持ちいい!!周囲は一面のキャベツ畑だ。風力発電の大きなプロペラも見える。下で無線電信所もビックリ顔だ☆
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入り口を
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垂直に見下ろしてみる
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た、高い!!六階建て怖い。
無事に帰還。奥の二階建てに行ってみよう。
無線電信所。こちらは1934年に建設された。高さ約7mで、点在する観測所や監的所との連絡を行っている施設だった。
二階。天井まで伸びる蔦。周囲はやはりキャベツ畑。
屋上へ。
こちらも壮観な景色!!惚れ惚れするなぁ。
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貴重な
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写真を見つけた
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※建設時の写真
この施工に関わった方々はもうご存命ではないだろう。せっかく作ってくれたんだもの。戦争のためではなく、これからは平和のシンボルとして大切に残してほしい。
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